しじみです。
現在僕は【WEBデザイナー・フロントエンドエンジニア】として働いてます。
元々、僕は営業職。
なので、WEBデザイナーになる為の特別なスキルは全くありませんでした。
「独学で1から,,,」頑張ったわけでもなくて、WEBデザイナーへの最初の入り口としては【職業訓練校】を利用しました。
この職業訓練のおかげで転職出来たので、今回はその制度について、分かりやすく紹介していきます♪
ちゃんと把握してないと、けっこう損する可能性があるので、現在働いている人でも、ひとつの知識として把握しておくことをオススメします。
「そもそも職業訓練校って何?どんな場所?どのタイミングで通うの?」
そんな疑問をお持ちの方も多いかと思いますので、職業訓練校について、分かりやすくまとめてみました!
この記事を読むと,,,
- 職業訓練校の概要が分かる
- どんな時に入校するのか知れる
- 離職時の選択肢が広がる
【18種類】から分かる!あなたはどのタイプ??グットポイント診断で、自分の「強み」を見つけてみる
【職業訓練】とは?まずは概要をザックリと説明
離職している人が「次に挑戦したい仕事でのスキルが無い,,,」
そんな場合に、無料で数ヶ月〜数年の授業(講座)を受けることで、必要なスキルを付けて転職への準備をすることが出来る制度が、職業訓練です。
講座の種類も様々。
さらには【お金を貰いながら】通うことも出来たり、在職中の人でも通える講座もあります。
あまり馴染みがない人も多いと思いますが、うまく活用すれば「メリットづくし」の制度なんです。
※都道府県や各学校・ハローワークによって、案内が異なる部分がありますので、実際に利用される際は、管轄のハローワークでしっかり情報確認することが必須です。
職業訓練の種類について。大きく分けて2種類
職業訓練には、大きく分けて2つの種類があります。
- 公的職業訓練
- 求職者支援訓練
どちらも無料で受講出来ますが、違いもあります。それぞれ説明していきます。
ちなみに現在では「訓練」と言うと、響き的にも過酷・ネガティブなイメージになりやすいとのことで「ハロートレーニング」という呼び方に変わってきています。
確かに後者の方が、全然印象が良いですね!
【公共職業訓練】と【求職者支援訓練】の違いを分かりやすく紹介!
公共職業訓練
こちらは国が運営している職業訓練。
基本的には、仕事を離職して失業給付を受給中の人が対象になってます。通っている間は、失業給付の受講をその分延長することも可能です。
離職して失業給付が6〜8月末まで3ヶ月の場合、7月に入校(1年間で卒業の場合)すれば、翌年7月まで失業給付を受け取ることが出来ます。かなり延長される場合もあるので、金銭面でのネックがある人は利用するべき。
※失業給付を受給中ではない場合でも、訓練が必要と判断されれば、受講出来るケースもあります。
求職者支援訓練
こちらは民営の職業訓練。
いわゆる専門学校が運営しています。失業給付を受給していない人でも、受講が可能。【一定の条件】を満たせば、月10万の手当てを受け取りながら通うことも可能です。
一定の条件は以下。
- 本人収入が8万円以下
- 世帯全体の収入が25万円以下
- 世帯全体の金融資産が300万円以下
- 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
- 全ての訓練実施日に出席している(やむを得ない理由がある場合でも、支給申請の対象となる訓練期間の8割以上出席している)
- 世帯の中に同時にこの給付金を受給して訓練を受けている人がいない
- 過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給を受けたことがない
なかなか厳しそうに見えますが、1人暮らしで離職した人だと割と全部当てはまる人も多いと思います。
該当の人はしっかりこちらも利用しましょう。
特にIT・WEB系は求職者支援訓練での講座が多かったりします。実際僕も、この訓練に参加してました。条件にも当てはまっていたので、毎月給付を貰いながら受講することが出来ました。
【転職経験がない人へ】一度でも転職して分かった嬉しい真実【5選】
【コース一覧】受講出来る講座の種類
とにかく、幅広い種類の講座があります。スキルが必要とされている職種なら、なにかしら該当する講座があるかと。
一般的に募集されてるのは以下。(一例)
- パソコン(ワードやエクセルなどの基礎習得)
- 簿記
- 経理
- 事務
- 介護
- 宅建
- 英語
- 介護
- 宅建
- WEB系
- プログラミング
- 機械
- ネイリスト
- etc,,,
かなりありますね。。。
革靴作りなど、なかなかニッチな仕事でも、職業訓練にはあったりします。
職業訓練でWEBデザイナーはやめとけ←別にそんな事ないですよ。
※公的職業訓練・求職者支援訓練で、どちらかにしか募集がない場合もあります。求職者支援訓練の場合、失業給付の延長も無いなど条件が変わりますので、気をつけましょう。基本的には、やりたい仕事の講座を選ぶべきです。
申し込む方法や手順・条件を解説!
「よし!じゃあ明日から通うか!」と、すぐに入校することが出来ないのが、職業訓練校。
色んな条件や、申し込みの注意点などもありますので、ここで解説します。
入校の条件
まずは【入校】までに、突破する必要がある事項があります。
- ハローワークに登録していること
- 職業訓練が必要を判断されること
- 職業訓練の面接に通過すること
まずは、ハローワークに登録されていること。
離職した場合は、ハローワークに登録する流れになります。
この登録がないと、そもそも申し込みに辿り着けません。
次に、訓練が必要と判断されること。
ここは色んな要素が重なります。その相談を担当した職員の判断・その人のスキルや人柄・今後の希望職種・訓練校の募集状況など,,,
次の転職にその訓練が必須であると判断出来ないと、受理されない場合もあります。
受講者側の「なんとなく通ってお金だけ貰いたい」みたいな状況を避ける為ですね。
そして、職業訓練の面接に通過すること。
これが最後の難関。
申し込めても、訓練校には面接があるんです。
その面接に合格しないと、通うことは出来ません。申し込む授業の倍率によってもこの点も難易度は異なります。
募集人数より少なければ、誰でも合格の場合もあります。
ただIT・WEB系などは、人気の講座で、倍率も高いことが多いです。
確か僕の時は、30人の募集に対して、100名以上の応募があったそうです。合格して良かった,,,笑
なにを持って合格になるかは、その学校や面接官次第な部分もあるかもしれないので、誠実な姿勢で、真っ直ぐに面接を受けて結果を待つしかないですね。
職業訓練校の選考に落ちた。受かりやすい人の条件【5つ】とは?
※訓練校は毎月〜数ヶ月おきに募集している場合が多いので、何度も挑戦することは可能です。僕のクラスにも、3回目で入校出来た人がいらっしゃいました。
入校〜卒業までの注意!
入ったから、そこからは心配なし,,,という話ではありません。
入校〜卒業までも、通う人には条件があります。
- 一定以上の出席率が必須
- 受講中の求職活動報告
まず、一定以上の出席率が必要です。
場合にもよりますが、基本的に80%以上の出席が必要です。
これは体調不良の場合、免除もあります。ただ、遅刻や意味のない欠席はNG。在籍だけして、給付だけ貰うような人も出てくるので。
まあ普通に通ってれば、ここは問題なく突破出来ます。
受講中の求職活動報告も必要(求職者支援訓練のみ)
公的訓練では、受講自体が求職活動とされるので、こちらは必要ありません。
ただ、求職者支援訓練の場合は、各月ハロワでの求職活動報告が必須です。
すぐに転職出来るのであれば、学校に通わなくて良いって判断ですね。
この点はハロワの担当者にもよりますが、けっこう卒業までは具体的な活動は待ってくれます。実際スキルが必要な転職だと、卒業するまではスキルがなさすぎて活動するにも微妙なので,,,
ハロワで相談する・自分でマイナビ等で月に2回求人検索する,,,とかその程度の活動報告でOKでした。
もちろん、すぐに転職したい方は、バリバリ転職活動して、途中で退校するのもあり。
【祝卒業】職業訓練校を卒業後、気をつけたい【3つ】のことって?
まとめ:新たなスキルを身につける手段として、職業訓練はオススメです。
- お金を貰いながら
- 新たなスキルを無料で学び
- 転職の相談も出来る
しっかりと自分のキャリアを計画して、職業訓練を利用するのは個人的にもかなりオススメ!
経済的な負担が小さくなるので、落ち着いて勉強に取り組むことが出来ます。
また職業訓練に通いつつ、学校外での学習も行うことで、より短期間で基礎スキルを定着させることも可能。
人生を攻略するライフハックのひとつとして、この選択肢を把握しているか、把握していないかで大きく変わります。離職・転職を考えている方は、訓練校の利用も検討してみてはいかがでしょうか?
職業訓練でWEBデザイナーはやめとけ←別にそんな事ないですよ。
【18種類】から分かる!あなたはどのタイプ??グットポイント診断で、自分の「強み」を見つけてみる
小さなステップから未来は変わる。
「いつか」転職したい。そう、考えたことはありませんか?
考えても「 8割の人は行動に移さない 」 と言われてます。
逆に言えば、少しでも行動するだけで「 8割の人を差をつけられる 」ということ!
転職に関して、色々求人を眺めてみるだけでも効果があります。
- 自分の市場価値の再確認
- 思わぬ求人の発見
- 選択肢を知ることでの精神的余裕
掲載量が多いので、とりあえず リクナビNEXT などの大手サイトがオススメ。
週に1度、サクッと見るだけでもOK。
まずは「行動」して、8割の人との差をつけちゃいましょう!